ベルト掛け旋盤のリンクをこれでもかこれでもかと張ってみるテスト

山崎鉄工所(現:ヤマザキマザック)1927年製
1980(昭和55)年まで米倉鉄工所で稼動
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000320806160001
http://www.gijyutu.com/ooki/tanken/tanken2000/mazak/lathe/lathe1927.htm
 
池貝鉄工所(現:池貝)1889年製
http://www.ikegai.co.jp/new_page_02.htm
 
山崎鉄工所(現:ヤマザキマザック)1932年製
http://www.gijyutu.com/ooki/tanken/tanken2000/mazak/lathe/lathe1932.htm
 
不明
http://www.uchis.co.jp/contents/setsubi.htm
 
くりはら田園鉄道のベルト掛け旋盤
http://rail-side-photo-memo.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_498c.html
 
上毛電気鉄道の検修庫
http://homepage3.nifty.com/s1868/0046.htm
 
実際に動いている動画
http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=59417
 
桐生市織物参考館に保存されている動力軸
http://nekosuki.org/landscape/pieces/01030a26.htm
 
旋盤とともに40年 井上昌次
http://www.tech.nagoya-u.ac.jp/event/h19/web/Dk203web.pdf

東洋機械・コーハン400形旋盤と池貝・D20形旋盤
http://www.h5.dion.ne.jp/~s1868/1002.htm
 これはベルト掛け旋盤の記事ではないが、勉強になるのでメモ。
 
旋盤、フライス盤、ボール盤などに代表される工作機械は、機械を生み出すための機械であることから、マザーマシンとも呼ばれる。特に、回転する材料にバイトと呼ばれる刃をあて、切削加工を行う旋盤は我々が豊かな生活をおくる上で欠かせないものである。今では、同時5軸加工とコンピュータによる数値制御でありとあらゆるものが旋盤で削りだせるようになった。風力発電のシャフト*1、バルブ*2、つぼ押し棒*3果ては、砲丸投げの弾*4まで、さまざまな材質・大きさ・形状のものが旋盤で削りだされている。
さて、すべての工業製品がそうであるように、旋盤も、発明された当初から現在のような高性能な機械であったわけではない。特に異なるのは動力である。にわかには信じられないことだが、最初期の旋盤の動力は人力であった*5*6。やがて、人力は石油機関で取って代わられるようになる。さて、工場の場合は、一度に複数の機械を動かす必要が出てくる。一つ一つの機械に人や石油機関がついているのは人手がかかるし保守も面倒だ。だから、動力源は一箇所にまとめておいて、動力源で工場の天井にあるシャフトを回し、そのシャフトと旋盤との間にベルトをかけて、旋盤を回すという発想が出てくる。ベルト掛け旋盤だ。時代は流れ、動力源が人力から石油機関に移り、石油機関からモータに移った。やがてモータが安価になるとさまざまな面で問題のあったこの方式は廃れ、個々の機械にモータがつくようになる。汎用旋盤だ*7。やがて、半導体素子が発明され、コンピューターが作られ、材料の回転も、バイトの移動や交換もありとあらゆるものがコンピュータの数値制御で行えるようになる。CNC旋盤だ*8。我々の豊かな生活が成り立っているのは、多くの人々が、よりよい工作機械・よりよい旋盤を作ろうと、創意工夫を積み重ねてきたからなのだ。
と、ざっと旋盤の歴史について語ってみた。
なんで、急にこんなことを書いたかというと、次のニュースを読んだから。

万博公園の保管資料2万点廃棄へ 産業博物館頓挫で
江戸時代の鋳物工場で使われた木製の人力クレーンや、大阪砲兵工廠(こうしょう)で使われた機械など

上記記事中にある「大阪砲兵工廠で使われた機械」ってのは旋盤のことね。まだ日本中でベルト掛け旋盤が使われていたころの話だから、動力源が気になる。ベルト掛けかも。いすれにせよ、簡単に破棄していいものとは思えない。なぜなら、これらの工作機械は過去の人々の努力の結晶であるからだ。ああ、ここで技術史や産業史に詳しくなって、この所蔵されている機械類がいかに貴重であるかを語り、保存を呼びかけ、説得できるだけの知識と文章力が自分にあればいいのに。
自分にはネットで得た情報を切り貼りしてリンクを作る程度の能力しかないのさぁ。

追記:動画についてtaronさんが書かれている。熊本大学の工学部研究資料館とのこと。
詳しくは、
http://d.hatena.ne.jp/taron/20090321/p3